スクエニ速報

自分がプレイしたゲームを、機種やジャンルに拘りなく紹介し、 ゲームを好きな人や興味のある人に少しでも役立てるようなブログ。

    アクションアドベンチャーゲームの古典といえば『トゥームレイダー』だ。


    全世界累計 6,600 万本を売り上げる『トゥームレイダー』シリーズは、20年以上続く人気ゲームシリーズである。三人称視点で描かれるアクションアドベンチャーで、考古学者でありトレジャーハンターのララ・クロフトの冒険だ。

    『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』は、そのナンバリングシリーズの第11作目にあたる。

    2013年に、若きララを描いたリブート作『トゥームレイダー』は、まさに再構築された決定版と言えよう。そこからシリーズ設定や基本のゲームシステムを踏襲した続編が本作である。


    この『リブート・トゥームレイダー』シリーズは3部作となる。

    1作目の『トゥームレイダー』は主人公ララ・クロフトの冒険家誕生の物語。そして、2作目である本作『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』は、ララの亡き父の秘密や歴史の裏で暗躍してきた秘密組織「トリニティ」との対決が描かれている。


    1作目の『トゥームレイダー』は、「邪馬台国の伝説」に惹かれたララが調査チームを結成し、日本の南にある「ドラゴントライアングル」を目指す。謎の邪馬台国を探すための航海に出るのだ。

    そして第2作目である本作は、冒険で仲間を失い、探検家としての自信を失いかけていたララが、亡き父が追い求めていた伝説「神秘の源」を探す冒険へ挑む。それは彼女が「ドラゴントライアングル」を巡る冒険で、伝説の中に真実が潜んでいることを知ったからだ。

    そこでララは、亡き父の遺した情報を元にシリアへ向かう。手がかりを得たララは、「不死の秘密」が隠されているという極寒の地、シベリアへ。目的地は幻の都「キーテジ」だ。

    しかしララの行く手には、父を追いかけていた敵・「トリニティ」がいた。歴史の陰で暗躍し、伝説の中に眠る秘密を探し出し、独占してきた組織だ。

    「不死の秘密」を手にし、人類の未来を操ろうとたくらむトリニティ。

    ララは、神秘の源の秘密を守り続ける人々と出会い、トリニティを撃退するため奮戦することとなる。


    本作では砂漠地帯のシリアと、雪原のシベリアという2つが舞台となる。

    極寒の地シベリアで待ち受ける、危険な動物や大自然。また、巨大遺跡に張り巡らされた、数々の罠。

    前作以上のサバイバルが待ち受ける中で、神話と思われていた失われた都市を追い求める壮大な冒険である。


    歴代シリーズ同様、過酷な環境でのサバイバルが楽しめるシビアなアクション、パズル要素のあるマップは本作にもしっかりと受け継がれている。が、本作はさらにシステムが洗練され、謎解き要素がさらに濃くなっており、ゲームとしての楽しさが向上している。


    冒険、探検がメインというイメージの『トゥームレイダーシリーズ』だが、戦闘もエキサイティングだ。

    ララが使える武器は、弓、ハンドガン、ライフル、ショットガンなど。

    狙撃にも使え暗殺にも役に立つ弓は、ロープをつけて撃ったり、毒矢を使ったり、様々な用途がある。

    また、アップグレードで汎用性の高い武器に強化できるので、まずは弓をマスターするのが良いだろう。

    武器をアップグレードすれば、リロード時間短縮、スピードアップなどの恩恵を得る。

    ララの成長要素となるスキルの習得もある。スキルを取得することでさらなる攻撃力を獲得していくのだ。ファイター、ハンター、サバイバーのカテゴリがあり、どのスキルやカテゴリを重点的に開放するかによって、戦闘スタイルにバリエーションが生まれる。

    リブート後の作品から搭載されたこのスキルシステムと武器のアップグレードにより、自身のプレースタイルにあわせたララ・クロフトを育てることが可能となった。

    また、ステルスコンバットが可能な場合はトラップを活用したり、地形をどう利用するかなど、様々な選択肢が用意されている。

    難易度はイージー、トゥームレイダー(いわゆるノーマル)、ハード、サバイバー、エクストリームサバイバー、アルティメットサバイバーの6つが用意されており、ゲーム中は基本的にいつでも難易度を変更できるので、アクションアドベンチャーゲーム初心者でも心配いらない。ただ、サバイバー、エクストリームサバイバー、アルティメットサバイバーを選択した場合は、ゲーム途中で難易度変更ができないので注意が必要だ。

     

    マップは、半箱庭形式で、ストーリーが進むと新たなエリアが解放されていく仕組みだ。


    とにかくゲームを進めれば進めるほどやれることが増えていくので、強くなっていくことが実感しやすいゲームだと言えるだろう。


    「遺跡探索」では、地形を利用して作られた大がかりでユニークな仕掛けを解き、古代文字を解読して秘宝を探し出す。


    しかしこのゲームは、アドベンチャーゲームならではの探索要素だけでなく、アクション部分も非常によく作られており楽しめるのが魅力だ。

    ジャンプで垂直の壁を駆け上がったり、ピッケルで岩盤を上れるようになったり、矢のついたロープを撃ち込むことでロープ移動ができるようになったり…。1つずつ能力を獲得して、ララの優れた身体能力を自由に使いこなしていくことができるのである。そして道なき道を見つけ出し、難関を突破していく。

    プレーヤーはどんどん才能に目覚め、成長していくララと共に、彼女の冒険にのめり込んでいくことになる。


    魅力的なストーリーとアクション要素が合わさった本作を是非お勧めしたい。

    2077年、核戦争によってすべてが変わり果ててしまった―
    シェルターで200年以上冷凍保存されていた主人公が息子を探す旅に出る。

    本作は、核戦争後の荒廃した世界を描いたRPGゲームシリーズ『Fallout』の第4作目にあたる作品。Fallout3の直接的な続編であるが、前作との繋がりはほとんどない。しかし、核戦争で崩壊したアメリカ大陸が舞台という独特な世界観はそのままである。
    核で崩壊した世界観やゲーム全体の雰囲気、そして一人称視点のストーリーが面白い。

    2077年10月23日、ボストンに住む夫婦の元に、地下シェルターVault111(ボルト111)への入居が認められたという通知があった。が、その直後、アメリカ本土に核が落とされているというニュースが流れ、夫婦は息子と共にVaultに避難する。そして、冷凍冬眠装置に入った。
    ある日、外部からの操作によって一時的に冷凍冬眠が解除され、息子が奪われる…。
    核戦争から210年後の2287年に目を醒ました主人公は、唯一の生存者としてVault111から脱出。荒廃した世界・ウェイストランドへ息子を探す旅に出る。

    単語としての“Fallout”は、“放射性降下物”のことを指す。つまり、シリーズテーマは「核」。
    核により文明が崩壊した後の世界が舞台であり、生き物、通貨、秩序、あらゆる概念が一変し、世界に生きる人々には私たちの知る常識が通用しない。そんな世界に生きる人々と関わりながら、一人きりで旅をするも、ソルジャーとして勢力闘争に加わるも、相棒と二人で気ままに冒険するも、全ての決断はプレイヤー次第。行動の選択肢が多く、善人プレイ、悪人プレイが関係なく自在に遊べる。とにかく好きな事をやればいいのだ。この世界では誰にも邪魔されることなく、自由にのびのびと暮らしていける。実に選択肢が多いオープンワールドRPGである。
    今作は各分野における自由度がさらにパワーアップしている。植物観察やアイテム収集に没頭するも、街づくりをするも、廃墟を探索するも、もしくはメインストーリーを気にせずサブクエストを楽しむことも、何でもできる。ストーリー進行を無視していきなり放浪の旅に出ることも出来てしまうのだ。
    この、最初からどこに行ってもいい自由度の高さが『Fallout』の最大の魅力と言えるだろう。好き勝手に行動してもゲームが進んでいく。
    なお、Vaultから始まる物語はメインクエストとして登録され、どこに向かえばいいかなどを示してくれる。オープンワールド系のゲームが初めての人は、まずメインクエストを進めるように行動してみると良いだろう。
    ちなみに、ストーリー展開も自由度が高い。本作ははマルチエンディングを採用していて、加勢する勢力によって終盤の展開が大きく変わる。


    キャラメイキングも自由度が高い。
    夫か妻、どちらを選ぶかで、プレイするキャラクターの性別が決定する。変更できる部位はなかなか多く、こだわりはじめるとキリがないほどだ。
    そして、キャラメイキングには最初のステータスの振り分けも重要になってくる。『Fallout』シリーズのステータスは“S.P.E.C.I.A.L.”と呼ばれており、全7種類の項目が存在する。すなわち、筋力、状況認識力、体力、魅力、知力、素早さ、運。与えられたポイントをこれらのステータスに割り振る必要がある。この振り分け方によりキャラの特徴が決まるため、自分のイメージに合った振り方を考える必要があるのだ。
    育成システムも自由度が高く、説得、交渉、ハッキング、クラフトと多岐に渡り育成できる。
    レベルアップにより取得できるパーク(スキル)は270個もあり、どれも個性的なものばかりなので飽きずにレベル上げが楽しめる。他のゲームの場合、キャラクター育成と言えば戦闘能力を高める要素が多いが、『Fallout4』は戦闘に限らず自由にキャラクターを育成できるのが面白い。
    また、バリエーション豊かな武器が登場する。
    ピストル、ショットガン、スナイパーライフルなどの定番銃器の他、冷凍銃、レーザー銃、プラズマ銃、ガンマ線銃などの未来的な銃も登場。また、近接武器も豊富でバット、剣・刀、リッパー(小型電動ノコギリ)等々…。さらにはこれらの武器のほとんどが改造することが出来る。特に銃器の改造のバリエーションが豊富で、長距離スコープを付けてスナイパー仕様にしたり、銃口に刃物を取り付けて銃剣にすることも可能だ。自分でパーツを組み合わせて作ったものが特別な武器になるのでとにかく飽きない。
    ちなみに、ゲーム難易度が高いほど出現しやすくなる「伝説級の敵」は、倒すことでレア武器が手に入る。レア武器には特殊効果がついておりさらに特殊な武器が作れるので、レア武器収集が楽しくなるだろう。

    武器だけでなく、防具も改造が可能となり、好きな名前がつけられる。
    防具は前作までの「全身+頭部」ではなく、「胴部+右腕+左腕+右脚+左腕(+頭部」と細分化されている。これによって様々な防具を装着可能になりプレイヤーの好みでカスタマイズできる。
    また、「武器・防具の耐久度システムの廃止」というシステムが使われているため、「耐久度の関係でレア武器などが気軽に使えない」という不満が解消された。
    そして、今作ではレベルの上限が廃止、スキル値の概念も無くなっている。そのため、低スキル時に銃がまともに当たらないという問題はなくなっている。

    戦闘方法も選択肢がある。
    FPS的なシューティングとRPG的なコマンド方式と選べるのだ。コマンドで敵の部位を選択して攻撃も可能で、コマンド中はスローモーションになるので慌てる事もなく進められる。

    難易度には「ベリーイージー」、「イージー」、「ノーマル」、「ハード」、「ベリーハード」に加え「サバイバル」がある。
    「サバイバル」には喉の渇き、空腹、睡眠不足などの症状が追加され、プレイに緊迫感が生まれている。

    建築(クラフト)は今作から登場したシステムだ。
    前作ではただの換金アイテムだったジャンク品が重要素材のクラフト材料として有用になっている。この集めた素材を使って、自分の拠点を作れる。自分なりのキャンプ場を作り、生活の導線を考えながら建築していけるのだ。拠点には、様々なものを自由に配置できる。
    建築物のほかベッドや椅子など、家具もクラフトで作り出すことができる。単純な家具の他にも、食料や水といった資源、敵を迎撃するタレットやトラップ、それらに電力を供給するジェネレーターなど役立つ様々なアイテムを作れるのだ。
    本作は「荒れ果てた大地の再建」もテーマの一つに据えられており、クラフトの一環として村や街を作ることができる。既存の施設を生かして新たな建築物を作ることができ、この自分で作った街が活気付くのはとても楽しい。

    プレイヤーの数だけストーリーがある自由度の高いゲームだが、細かい部分の作りが雑なのが残念なところだ。日本語訳が雑でバグも多い。たまにフリーズも発生する。
    こまめにセーブデータを分けて、おいたほうが良い。

    その他細かい粗は多いものの、それを補ってあまりあるやりこみ要素と中毒性のあるシステムは是非一度プレイすることをお薦めしたい。

    2018年発売のNintendo Switch用ソフト、「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」。
    本作は任天堂を代表する「マリオ」とUBI softのキャラクター「ラビッツ」が同じゲームの中で大暴れするシミュレーションアドベンチャーゲームだ。

    楽しいことが大好きな「ラビッツ」たちが、マリオの世界に入り込んでしまったことで、空にナゾの巨大な渦が出現。キノコ王国がおかしな世界に…。
    異変が起きた世界をもとに戻すため、マリオとラビッツたちが協力して冒険する。

    「ラビッツ」とはフランスの大手ゲーム会社UBI softの「レイマン」の敵キャラである。
    本作は、マリオの世界を舞台にした本格シミュレーションゲーム。ターン制のバトルで敵と戦い、さまざまな仕掛けと謎を解きながら進む。
    マリオ+ラビッツという微笑ましいキャラクターと世界観がほのぼのしていて癒される。

    マリオに代表される万人受けする任天堂のゲームとコアなファン層を持つ戦略シュミレーション。一見相性が悪いように見えるが、古くはファイアーエムブレムシリーズがあるように決して任天堂がこの種のジャンルに不得手なわけではない。

    本作は、ターン制のシミュレーションバトルで敵を倒すモードと、行く手をさえぎる仕掛けや謎解きをしながら進むというアドベンチャーという、二つの要素が合体している。
    ゲームの流れとしてはアドベンチャーパートで自由にキャラを動かしながら進みつつ、一定のポイントに差し掛かると5~10分程度のシミュレーションRPGバトルが始まる。
    ファイアーエムブレムに比べると1戦1戦のテンポが早く、戦闘の数が多いのが特徴だ。

    本作は、キャラクターごとに「移動」「攻撃」「特殊スキル」の3つのアクションを駆使して敵と戦うターン制のバトルである。アクションごとにキャラクターを切り換えられるため、自由自在にアクションの順番を組み立てられる。
    このバトルが奥が深く、面白い。

    バトル中の「移動」では、行動の幅が非常に広い。
    味方と協力して大きくジャンプをし、より遠くまで有利な場所へ行ったり、スライディングで敵を攻撃したり、ラビッツの形をしたどかんを使って敵の背後へ回り込んだりできる。
    「移動」時にできる行動の組み合わせ方と、仲間をどんなアクションでどの順番で動かすか、これだけでも選択肢が多い。
    この「移動」をどのように使うかが、バトルに勝つためのカギになると言えるだろう。
    もちろんこの前後には「攻撃」ができる。さらにはキャラの組み合わせ×武器(メインとサブ)の組み合わせでも幅広い選択肢がとれる。敵に特効を持つ武器も多数存在するため、ステージ毎に選んで挑めるのだ。
    しかし、行動の幅が広いのは相手も同じで、相手の行動が非常に読みづらい。そのため、敵の移動範囲を確認しつつ一手先を見据えた立ち回りが必要になるため、勝利した時は気持ちが良い。

    本作は、キャラクターに「経験値」や直接の「レベルアップ」の概念はない。
    武器のレベルアップとスキルの習得が主な要素となっている。
    ステージクリアなどで溜まるオーブを振り分けることで、キャラクターのスキルやHP、移動力の強化が可能となる。
    また、ストーリーを進めるとHPが自動で強化されていく、戦闘勝利後には出撃していないメンバーもスキルポイントが得られる、一度設定したスキルが何度でもリセットしてやり直せる、など親切な設計となっている。

    武器には「メインウェポン」「サブウェポン」の2つがある。
    基本はメインウエポンの銃で攻撃することになるため、敵味方ともに攻撃の射程が長い。
    射程の広さや攻撃範囲など、武器は様々な特徴をもつので、戦況に応じて使い分けしたい。
    また、武器の種類は250種以上と豊富でやり込み要素は申し分ない。

    シンプルで取っ付きやすいシステムも魅力だ。
    戦闘に参加できるキャラクターは3人だけ。一回の戦闘も一般的な戦略シミュレーションと比べるとかなり短いため、テンポ良くプレイできる。
    命中率は場所によって変化するが100%、50%、0%の3種類のみなど、全体的にシンプルな作りなので、戦略シミュレーションに慣れていない初心者でも入りやすい。
    また、中盤からは難易度が高くなっていくため、難しい場合は「イージーモード」をいつでも選ぶことができる。

    協力プレイやバトルを2人で遊ぶことも可能だ。
    協力プレイには、ボスを倒したりキノピオを守るなど様々なモードが用意されている。
    2人のチームワークで乗り切ろう。

    本作は独特のバトルシステム、スキルの異なるキャラクター、育成や探索要素など、今までのマリオシリーズにはなかった要素をふんだんに取り入れており、マリオシリーズ初の戦略シミュレーションとして非常に完成度の高い作品となっている。
    そして内容は、シンプルなシステムで初心者にも取っ付きやすく、一方で適度な歯ごたえのある戦略性も併せ持った、万人向けの安定した出来になっている。
    初心者からシュミレーション好きのコアなプレイヤーまで楽しめる、まさに任天堂らしい良作だ。

    全世界累計販売数100万本以上を記録した独創的シミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア』。
    かつてPS3でヒットを飛ばし、その後シリーズ化されたウォーシミュレーションゲームだ。

    『戦場のヴァルキュリア』は、ウォーシミュレーションとアクションを絶妙なバランスで取り入れた独自のゲーム性がユーザーから高く評価された。が、その後は携帯機での続編が続き、その後PS4で『蒼き革命のヴァルキュリア』が発売されるが、その評価は非常に賛否両論だった。
    本作は、シリーズの約7年ぶりとなるナンバリングタイトルであり、過去作の反省を踏まえ、原点回帰とばかりに1の世界観、システム、雰囲気を踏襲し、非常に手堅い作りとなっている。まさにこれまでのシリーズの集大成とも言える作品だ。

    征暦1935年、共和国国家連合体「連邦」と専制君主国家「帝国」に二分されたヨーロッパ大陸。
    連邦は帝国に苦戦を強いられていた。連邦軍は劣勢を覆すべく、第二次ヨーロッパ大戦の決着を目指した一大反攻作戦「ノーザンクロス作戦」を発動する。
    600万人の兵力が動員され、第二次ヨーロッパ大戦で最大の犠牲者を出したという「ノーザンクロス作戦」。プレイヤーはこの戦いを、連邦軍E小隊所属のクロード・ウォレスの視点から体験していく。

    本作は、架空のヨーロッパを舞台に繰り広げられる「戦争」を通した人間ドラマである。主人公は、仲間同士の摩擦やぶつかり合いを経て、信頼を築き上げていく。

    キャラクター達を掘り下げるサイドストーリーの「断章」も面白い。キャラクター1人1人の心情やドラマが深く描かれており、登場人物に魅力を感じるようになる。
    主要キャラクターに関連したエピソードを描く「断章」は、メインストーリーを進めることで解放される。味方だけでなく、敵側の人間関係を掘り下げるエピソードもあり、ストーリーやドラマを深く掘り下げる話がそろっている。
    ストーリー展開とバトルは密接に結びついているため、ゲームを進めるにつれキャラクターへの感情移入が高まっていくのを実感できるはずだ。

    『第二次ヨーロッパ大戦』という戦争を舞台に、戦車や銃火器を持った歩兵が戦いを繰り広げる戦場。
    その環境や戦況の過酷さ、最前線の指揮官から見る戦争の極限状態が、シリーズ独特の人間を軸に戦争を描く表現で深く描かれている。
    しかし、戦下の日常の中にも、笑いや和みを感じられる描写が数多くあり、シリアスな物語の中でもバランスよくストーリーが楽しめる。

    ゲームシステムとしてはほぼ初代をそのまま踏襲していると言っていいだろう。
    『戦場のヴァルキュリア』シリーズの特徴は、戦略とアクションを融合したバトルシステム「BLiTZ」(ブリッツ)。
    この「BLiTZ」を軸にしたバトルは、徹底した「自由」を楽しめる。
    ターン制のシミュレーションゲームのように指揮官として、見下ろし視点で動かすユニットを決める「コマンドモード」と3Dアクションのようにユニットを自分で操作し、兵士の視点で戦場を駆け巡る「アクションモード」。この2つを行き来する、戦略とアクション性を兼ね備えたシステムだ。
    つまり、2つのゲーム性を同時に体験できるのだ。
    本作は、シリーズ最大規模となる広大なマップ、ユニット数の増加、砲撃による迎撃、新兵種の登場など新たな要素が加わり、より臨場感が増したフィールドでキャラクターをアクティブに動かし、敵の部隊を撃退しながらリアルタイムに戦場を体験できる。

    戦闘のバリエーションを広げる新兵科「擲弾兵」もバトルを楽しめる要素だ。
    武器が強力で、榴弾を曲射して“遮蔽物越しに敵を範囲攻撃できる”のが特徴だ。しゃがみ状態や匍匐状態の敵、高台の敵などを安全な位置から攻撃でき、装備しておく弾を変えれば戦車戦もこなせる。また、防御ターンでも、エリアに入ってきた敵に迎撃してくれる。
    マップが広く、高低差があり、地形が複雑な今作では、戦闘のバリエーションを広げてくれるユニットだ。

    また、今作はゲーム開始後の難易度変更が可能だ。
    時代的なつながりはあるものの、独立している話なので、ほかのシリーズ作品を知らなくても十分楽しめるだろう。

    秀逸なストーリー、ストレスレスなロード環境、多くのやり込要素など楽しめる要素は豊富だ。
    心を揺さぶる骨太のシナリオに加え、水彩画のようなタッチで描かれる世界観も、ほかのゲームにはない独特な魅力を生み出している。
    この水彩画の暖かみを生かした3Dグラフィック表現“CANVAS”で描かれた世界は、世界の美しさと戦争の過酷さを同時に感じ取れる。バトルモードまで、独特の優しさを生み出している。

    本格的なウォーシミュレーションを楽しみたいなら是非お勧めしたい1作だ。


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    『JUDGE EYES:死神の遺言』は、現代の東京を舞台に連続猟奇殺人の謎を追う、本格リーガルサスペンスアクションだ。

    龍が如くシリーズのセガから発売された本作は、SMAPの木村拓哉を主演としたことで大きな話題となった。あの「キムタク」を自由に操作できるという体験は得難いものがある。

    あまりに意外なチョイスに驚く人も多かったであろう本作は、龍が如くシリーズと同等のシステム、舞台(神室町)を持ちながらも、新しい魅力に溢れた意欲作だ。
    龍が如くシリーズと舞台は同じだが、主人公が極道から探偵へと変わったことで「探偵パート」という新たな切り口を確立した。

    両親を殺されたという過去を持つ主人公・八神隆之は、父と同じ弁護士の道を歩む。が、ある事件がきっかけで八神は胸の弁護士バッジを外し、便利屋もどきの探偵となった。
    そして、神室町で細々と暮らしていたが、その神室町で連続殺人事件が発生する。鋭利な刃物で眼球を突き刺し、抜き取るという凄惨な遺体状況から、当初警察は、暴力団同士の抗争による見せしめを目的とした殺害事件として捜査を開始。八神は、単なる報酬目的でこの連続殺人事件に関わっていたが、その事件の裏に見え隠れする組織だった陰謀を知る。

    プレイヤーは探偵として、いろいろな事件の謎を追っていく必要がある。

    そこで駆使するのが、多種多様な“調査アクション"だ。
    探偵として事件を調査する場面では、ターゲットの尾行、ドローンによる建物の偵察、証拠写真の撮影・スクープミッション(盗撮) 、鍵開けなど、多彩なシチュエーションを体験できる。
    その他、「聞き込み」「証拠提示」「追跡」「変装」「サーチモード(探索)」などのスキルを駆使し、状況&物的証拠、証言を揃えていく。
    『龍が如く』シリーズで神室町を知り尽くした人でも、また違った街の見方ができるだろう。

    事件を調査して真相を推理する過程では、選択や行動によってプレイヤー自身の考える場面が多くあり、物語の没入感が高い。

    また、調査の過程で様々な妨害を受けることもあるため、「バトル」により実力で敵を排除しなければならないこともある。 
    「バトルアクション」では、集団を圧倒できる「円舞」と、タイマンを有利に進められる「一閃」の2つの戦い方が切り替えられる。

    メインストーリーとなる連続殺人だけではなく、「サイドケース」と呼ばれる街の住人から依頼される様々な事件の調査を行うことで、探偵としての能力を上げることができる。サイドケースのエピソードと調査内容(ゲームプレイ)は幅広く飽きさせない。
    サイドケースによっては、クリア後に新たなフレンド候補が登場するなどの人間関係が生まれる場合がある。さらにフレンド候補と仲よくなっておけば、彼らから情報収集ができることもある。
    本作のフレンドシステムは、人脈が仕事につながり、仕事が新たな人脈につながる、まさに“探偵らしさ”を実感できる。
    八神の“探偵としての日常”や“探偵としての成長”を体験できるため、メインストーリー重視でプレイする人にもぜひおすすめしたい要素だ。

    そして本作では、美しいグラフィックがサスペンスとしてのゲームプレイを盛り上げていく。
    実在の人物からスキャンされたリアルなキャラクターや表情、細部までこだわって作りこまれた背景舞台が、深く、重厚な空気感と独特の色調によりリアルに描かれている。
    また、街中に点在するプレイスポットは、カジノや賭場、ピンボールなどのオーソドックスなものから、クラブセガで遊べる数々のアーケードゲーム、街全体を使用したドローンレースやVRをモチーフとしたすごろくまで多種多様であり、『神室町』が作りこまれている。

    ゲームの操作はキムタクファンにも取っつきやすいようにあくまでシンプルだが、手の込んだサブクエストは非常に面白く制作者の熱意を感じさせる。

    ボリュームも手頃で、長すぎず短すぎず、ちょうど良いくらいに収まっている。

    是非一度プレイして欲しい良作だ。

    日本の戦国時代末期をモチーフにした世界を舞台に、武士や妖怪たちとの死闘を繰り広げる『仁王』は、シブサワ・コウ監修のアクションRPG。
    和風な世界観に、ダークソウルを彷彿とさせる骨太な難易度である。

    本作は「信長の野望」や「無双シリーズ」等のコーエーテクモが自社が得意とする世界観を活かし、
    ダークソウルのような「死んで覚える」を地で行くハードなアクションRPGに挑戦した意欲作だ。
    常に死と隣り合わせで戦う真剣勝負の緊張感のなかで、難敵に勝利した時の圧倒的な達成感はクセになる。


    本作の舞台は戦国時代の末期。戦乱によって荒れ果て魑魅魍魎がうごめいている日本の各地を、異国からやってきた主人公ウィリアムがさまざまな人々と関わりあいながら戦っていく…という和風ダークファンタジー。

    全体の流れとしては、チュートリアルステージと最初のステージをクリアすると以降はステージ選択制で進行していく。
    全国地図から地方を選択し、そこからストーリーを進めるメインミッション、ストーリー進行に影響のないサブミッションを選択することになる。
    メインミッションをクリアしていくと次の地方に進むことができる…という流れだ。

    プレイヤーは油断するとすぐやられてしまう高い緊張感のなか、敵の隙を見つけて、できる限りコンボをたたき込んでいくという、「緊張」から「爽快」のアップダウンにハマるだろう。
    落命しながらも、観察し、対処法を考え、実践するというサイクルには、「死にゲー」らしさが詰まっている。そしてこれが戦闘を楽しくするのだ。

    やり込むようになると敵の攻撃パターンの種類がわかるようになっていく。
    ある程度敵の攻撃パターンの予測ができ、攻撃を防げるようになると、相手の気力を減らしてから反撃に転じ、身動きが取れなくなったところにトドメの一撃を叩き込むテクニックが使えてくる。

    しかし、ゲーム内のシステムや装備のパラメーターなどが多く、難易度も序盤からがっつり高い。が、たとえ同じ敵に何度落命しても諦めずに再挑戦を続けて欲しい。
    テクニックの上達の他にも、レベルアップや装備を強化することで腕前をフォローすることが可能なのだ。
    確実に言えることは、レベルアップしてパラメータを上げれば、いつか必ず勝てる。
    レベルが1上がるだけでも、攻撃力と耐久力がかなり強化される。また、強化するパラメータは、プレイヤーが任意で選ぶことが可能なため、得意分野を伸ばしたり、弱点を補ったりと、キャラクターの個性を引き出すこともできる。
    攻略に有効なのはもちろんだが、キャラクターをじっくりと育てるRPG的な成長要素としても楽しめる。

    レベルアップと同様に、強力な装備品を手に入れることでも、戦いは格段に有利になる。
    装備の種類自体も膨大だが、装備品のレベルやレアリティ、付与される特殊効果、使い込むことで威力が上がる愛用度など、性能に関する要素もさまざまだ。
    装備品は主に探索中の宝箱や、敵を倒した時のドロップ品として入手でき、どんな武器や防具を引き当てられるかというハクスラ要素も楽しめる。
    性能の良いアイテムを求めて繰り返しプレイする、いわばアイテム収集のためにやりこんでいく側面もあるということだ。

    ちなみに、レアリティが高い装備は、愛用度の上限や特殊効果の面で優遇されているが、レベルが低いとせっかくのポテンシャルを発揮できない。
    その場合、鍛冶屋の「魂合わせ」を利用し、レアリティが高くてレベルが低い装備にレベルの高い装備を素材として合成すると、レアリティも、レベルも高い装備を作り出すことができる。

    ハクスラ要素と強化要素を併せ持つ装備選びは、収集目的でつい繰り返しプレイしてしまうだろう。


    また、協力プレイもおすすめだ。
    マルチプレイには「まれびと召喚」と「常世同行」の2種類があり、どちらも協力プレイを楽しめる。
    プレイヤーが2人になることで敵からのターゲットが分散され、アクションに自信がない人でも落ち着いて戦えるだろう。
    強力なプレイヤーが召喚されたなら、ステージクリアまで導いてもらえるかもしれないし、複数の敵が出現する難所も分担して戦うこともできる。


    本作は過去の様々なゲーム(ソウルシリーズやディアブロ、鬼武者等)の影響が見られるが、決して安易なパクリではなく、しっかりとそれらの作品を吸収した上で新しいゲームとして昇華されている。

    また、本作は挑むステージをミッションから選択する方式になっている上、装備品やアイテムには希少度(レア度)もあって、ミッションによって報酬が異なるところがある。そのあたりはソウルシリーズには無い、ハクスラ要素を取り入れている為、レア収集が好きな人は何週でも楽しめるだろう。

    全体的な雰囲気は暗く、取っつきの悪さは気になる。
    しかし、単調な部分もあるものの、操作性の快適さやハクスラ要素の豊富さ、そして、ゲームに慣れてきてからの歯ごたえは抜群。やり応え十分のアクションRPGだ。

    マリオといえば任天堂のアクションゲームの代表格だ。

    任天堂スイッチで発売された本作は、『スーパーマリオサンシャイン』以来の箱庭ステージを舞台としたアクションゲームだ。

    ステージ内を自由に探索することが可能で、クリアする順番は決まっていない。
    これは過去作では「スーパーマリオ64」や「スーパーマリオサンシャイン」等であり、実に15年振りの採用となる。

    いつものようにマリオの目の前でピーチ姫を攫うクッパ。今回、彼は本気でピーチ姫との結婚式を挙げようとしていた。それを阻止するためマリオは、帽子型の飛行機『オデッセイ号』に乗り込んで未知なる国々への冒険に挑む。
    本作の舞台は『とある地球』。キノコ王国を飛び出して、謎めいた古代遺跡やネオンきらめく大都会、ジャングルなど、世界のあらゆる場所を、縦横無尽に大冒険する。

    冒険の相棒は不思議な帽子。帽子の住人『キャッピー』だ。
    マリオのトレードマークである赤い帽子に変身した彼といっしょにクッパの足取りを追いかける。
    この帽子を投げると、敵を倒したり、ジャンプの足場にしたりできるほか、敵に乗り移って自由に操ることもできる。
    移動手段はオデッセイ号。クッパを追って様々な国を冒険しよう。


    特徴的なのは帽子の相棒「キャッピー」による追加アクションが行える点である。

    本作では帽子を投げることで敵を攻撃したり、足場代わりにしてジャンプしたりすることが出来る。これを組み合わせると遠くや高い場所にも自由自在に動けるようになり、非常に面白いアクションが可能だ。

    相棒の「キャッピー」はゲームとしても革新的なシステムをもたらしている。それが「キャプチャー」である。特定の敵やモノに帽子を投げつけると、マリオが対象に乗り移り操作できるようになる。様々なオブジェクトに憑依してそれを動かすことできるのだ。
    例えば電気になって自由自在に電線を走ったり、クリボーに憑依して女の子と恋に落ちたり、味付け肉に憑依して脱走を試みたり…

    「キャプチャー」は主に謎解きやステージを進めるために使われるが、キャラクターによって丸っきり別のゲームになるのが刺激的で楽しい。どのキャラも1ゲームとして発売できるレベルで作り込まれており、「アクションゲーム」として思いついたアイデアが全て詰め込まれている。中には「サンシャイン」を彷彿とさせる追加アクションもあったりして懐かしくも嬉しい作りになっている。

    この「キャプチャー」によって本作は「3Dマリオの集大成」から「3Dアクションゲームの集大成」に進化を遂げている。


    ちなみに、本作はマリオの服を購入し着せ替える事が出来る。
    衣装チェンジのバリエーションが豊富でコインを消費して様々な衣装を着こなすことができるのだ。衣装による有利不利はないので気分で着替えることができる。
    ステージの環境によっては寒そうだったり暑がったり場違いだったりと様々な反応があるのが面白い。
    自由にマリオの服を着せ替えることが出来るようになったのは30年以上の歴史を持つマリオシリーズでは初の試みだ。 


    マリオシリーズ特有のアクションの気持ち良さも健在である。
    マリオ64をベースとしており、「走り幅跳び」「バック宙」「横宙返り」「ボディアタック」なども同様に使用できる。

    操作に自信がなくても、初心者に嬉しい「おたすけモード」がある。
    体力が普段より多く、立ち止まっていれば勝手に体力を回復してくれる他、穴に落ちても体力を1つ失うだけで戻ってこられ、更に次にどこに行くべきかを矢印が示してくれる。 モードの変更は途中でも可能だ。
    また、訪れる「国」で観光が楽しめる作りになっており、観光マップもある。
    ビギナーの方にも優しいので、のんびり記念写真を撮りながら楽しめるだろう。

    是非おすすめしたいアクションゲームの傑作だ。

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