「りゅうおう」によって荒廃してしまったアレフガルドの大地を、"物を作る力"を駆使して奪還し復活させていく、新しい物語。

「あつめる」、「つくる」という遊び方をテーマに“ブロック"で表現された広大なアレフガルドの世界を自由に“つくり"、物語を紡いでいく「ブロックメイクRPG」




上記の歌い文句で発売された本作はドラゴンクエストシリーズをモチーフにしたサンドボックスゲームだ。

サンドボックスゲームといえば多くの人が「マインクラフト」を思い浮かべるだろうが、
本作はスクウェア・エニックスより発売された『ドラクエ版のマインクラフト』と言ったらわかりやすいだろう。


本作ドラゴンクエストビルダーズ は建物やさまざまなものを自由に作っていくマインクラフトのゲーム性に、ドラゴンクエストシリーズの親しみやすいキャラクター、王道のストーリー、日本のゲームの良い部分である丁寧な導入などが合わさることで本家よりもより『初心者向き』で、『非常に敷居が低く楽しめる』作りになっている。


また、PS4版などで賛否両論だった日数制限のミッションが廃止され、様々な面でプレイヤーにストレスを感じさせない作りになっている点も好印象だ。


何より、本作は任天堂スイッチの携帯機能との親和性が抜群、テレビ画面でのプレイだけでなく、
スイッチを持ち運びながら移動中に建物を作っていったり、という遊び方も可能だ。
この差は完全な据え置き機であるPS4と比べて非常に大きい。



本家マインクラフトと比べた比較した場合、
建築要素のバリエーションが少ない面があるものの、逆にその分初めてやるにはとっつきやすいとも言えるだろう。


マインクラフトというゲームの魅力としてその『圧倒的な自由度』が挙げられるが、
逆に何でもできるからこそ「何をして良いかわからない」というジレンマがあるのも確かだ。


特にオープンワールド型の海外RPGなどに慣れておらず、親切丁寧なチュートリアルに慣れている日本人のプレイヤーにとって、この自由度の高さがマインクラフトをプレイする上での最初の壁となってしまっているのは見逃せない事実としてあるだろう。


それが本作の場合、「りゅうおうを倒す」というわかりやすいドラクエ風の「単純な目標」が設定されており、その目標があることによってやるべき事が明確化され、
さらに次に進むべき道もゲーム上にきちんと提示されるので、
「自由度がありすぎて何をしても良いかわからなくなる」ということが絶対に無いように工夫されている。


こうしたドラゴンクエストに代表される日本のゲームの「良い部分」をブレンドし、
尚且つマインクラフト系のサンドボックスゲームの面白さも残しているという点が本作の大きな特徴と言えるだろう。

また、ドラクエらしい要素として「冒険」や「敵を倒す」という要素や、
「ベビーパンサー」に乗ってフィールドを移動出来たり、「ドラクエカセット」によるファミコン時代のドット絵世界を再現できるアイテムの作成、誰もが懐かしくなるような往年の歴代ドラクエのBGMなど、ドラクエファンには堪らないファンサービスも満載なのも嬉しい点だ、


僅かに不満点があるとすると、やはりPS4版に比べるとややグラフィックがやや劣る点、又、せっかく作った街がモンスターの襲撃に遭い、防衛できないと壊されてしまう点は賛否が分かれるだろう。(この防衛要素はなかなか難易度が高いのも難点だ)



しかし、Switch版での追加要素『フリービルドモード 知られざる島 』は完全に自由にものづくりができるので、ストーリー等を気にせずゆっくり遊びたい人にも十分な配慮がされている。



ドラゴンクエストシリーズが好きな人や、建築系のゲームは好きだがマインクラフトは何となく尻込みする、といった人にはサンドボックスゲームへの最も優れた入門編の一つとしてお薦めできる良作だ。



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